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杉下小PTA会報に会長が就任あいさつ文を書いていました。 ~子どもをとりまく環境の悪さは、戦後70年を経て利他の精神を持った日本人が少なくなった。戦前は教育勅語によって天皇中心の国体思想を据えた教育を行って来たが、教育基本法に置き換えられ、倫理道徳観が希薄になった。~ こういったことが書かれていて、教育勅語の12の徳目を掲げてあります。この徳目の結論は「一旦緩急アレバ義勇公ニ奉ジ、以テ天壌無窮ノ皇運ヲ扶翼スへシ」です。天皇に尽くす臣民となれということで、この「思想」を学校で一方的に教え込まれ育てられた若者が無謀な戦争に駆り出され、その多くが戦場の露と消えました。そして、全土の都市が灰燼と化し、沖縄の陥落、原爆投下、それのみか多数のアジアの人々をも犠牲にしたことは決して忘れてはならない歴史の事実です。
友人は「国体思想に基づく教育論はナチスの思想と同じく、世界標準として否定され、日本国憲法の精神とは180度反対のイデオロギーだ.」として、会長は思想的確信犯だと言っています。
また、「戦前は教育勅語があったから道徳観が強くて良かった、というのは会長の誤った独断・偏見だ。戦争でひどい目にあったことを、何とも考えていないのでしょうか。」とも言っています。
ともあれ、教育長と話し合うことになりました。教委職員4人、市民20人が出席しました。
教育長は「PTAは民間の団体である。社会教育団体に対して余計な口ははさまない」の一点張り。PTAはTも入っているのだから、少なくともTに対しては指導すべきとの市民の訴えにも耳を貸そうとしませんでした。
「PTA広報誌は学校が発行しているのだから学校に責任がある」と指摘しましたが、「学校が発行しているのではない」といいます。「現在学校が発行となっているのは間違いか」と糺すと「間違いだ」とハッキリ言いました。
別の団体としてPTA会長にも校長にも面会を申し入れていますが、まだハッキリとした返事は貰えていません。PTAの位置づけ、発行者の確認もしなくては。