高柳允子の日々雑感
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「障がい者問題を考える集い」での片岡さんのお話しです。
小児甲状腺がんの検診を受けるとき、子どもだけが入ります。
親は立ち会うことができません。聞きたいことがあっても、
技師は何も言ってはいけないことになっています。
検査結果はA判定、B判定、C判定と分けて知らされます。
もっと詳しく知りたい場合は情報開示の請求をしなければなりません。
いったいだれのための検査なんでしょうねぇ。
検査結果には検査した者の名前が消されています。
将来甲状腺がん、または何かの疾患を患った時、
誰が検査したのか、責任の所在が分かりません。
福島県は「この大勢の検査によって恐らく誤診が出てくる。
検査にあたった人たちが訴えられるだろう」と、医療訴訟に備え、
10億円の保険に入りました。
お金の使い方が違うと、片岡さんは怒っています。
「福島原発事故後の日本を生きる」というサイトからの引用です。
福島県の発表は甲状腺がんを、悪性…悪性とはがんのことですが『悪性ないし悪性の疑い』という言葉を使い、あたかも甲状腺がんでない子ども達もこの中に含まれているように書くことで、焦点をぼかしチェルノブイリ原発事故との比較を困難にしています。
(今年8月31日に公表されたところでは)137人のうち手術を終えた105人の中で、良性結節だったのはたった1人にすぎず、101人が乳頭癌、3人低分化癌との診断です。
つまり『悪性ないし悪性の疑い』のうち99%は、小児甲状腺癌でした。
ですので疑いという言葉を過大評価して安心するのは危険です。
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