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「第29回障がい者問題を考える集い」の報告冊子をいただきました。
メッセージ「原発事故の向うに見えること」、語り手は片岡輝美さん。
中通り、浜通り、会津地方と三つに分けられる福島県、中通りは空間線量が高いのに避難区域になっていません。ここを避難区域にしたら物流が途絶え、県として成り立たなくなるから。
山下俊一教授は日本甲状腺学会会長でチェルノブイリにも行って放射線が人々の体にどういう影響を与えるか良く知っているはずですが、こんなことを言います。「線量がこんな高いところは日本にはない。一人ひとりがガイガーカウンターを持つことによって、自分の目で測定をすることができる。万が一なにかあっても、それを克服することによって、ここから偉大な医者や科学者が生まれるかもしれない。福島の子どもはラッキーですねぇ」
山下氏は長崎被曝2世のクリスチャン。語り手の片岡さんは牧師夫人。福島の人たちを事ごとにモルモット扱いにしていると怒っています。
自分たちで立ち上げた会津放射能情報センターは安心して暮らしたい、安全な食べ物を食べたいと数値を集めて情報発信をしています。県や政府の出す情報にはウソが多いからです。
一方、2か所ある福島県環境創造センターには1か所100億円という税金がつぎ込まれています。放射能は安全だとウソを吹き込むためのPR施設です。
原発の向こうに見えるのは差別です。人々の生活、命、健康、歴史、思い出、何もかも無くなったとしても再稼働させる、できなくなったとしても海外輸出する、輸出した先は地震が多いトルコです。大きな事故があったら日本は賠償請求されますよ。国としてなりたたなくなります。つまり、私たちが生きているこの国家は、私たちを差別する国家だということが分かります。