高柳允子の日々雑感
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土曜日は六本木へ行って八坂圭さんの個展を見て、渋谷文化村のオーチャードホールで「“わ”で奏でる東日本応援コンサート」を聞いてきました。
八坂さんは、かつて鶴ヶ島市が所蔵していたPNG(パプアニューギニア)民族造形美術品をめぐって、ワクワクするクリエイティブな素晴らしい体験をした仲間です。彼はPNGに留学して、強烈な光と色彩に魅せられたはずなのに、描く絵は極めてやさしい色彩のシンフォニーです。ご本人は根っこは同じだって言ってますが、私にはやっぱり不思議です。
個展にいらした方の中に、かつてヨシダヨシエさんに論評してもらったことがあるという画家がいました。お会いできなかったんですけど。
オーチャードホールの方は鼻笛のモスリンさんが実行委をしている関係です。ミュージシャンはミュージックで支援する。私の親しい音楽家もそう言ってました。「デモなんてナンセンスだ」って。 これはちょっと言い過ぎと思いましたけど、「解決することも、決着を見ることも不可能な喪失体験」すなわち「曖昧な喪失」にさらされて深い闇を見つめて生きている人々がその闇から解放されるには、政府や東電がやるべきことをキチンとやるしかないと、運動に勤しんでいる人々の存在は素晴らしいと思います。
ホールを出てから一本道を間違えて、延々ウロついてしまいました。ああ、やるべきことができてないのに、こんなとこうろついててどうすんだってつぶやきながら。
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