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民主圧勝。ドドッと雪崩れていく群衆心理がはたらいていないかしら?
どちらかというと少数派で頑張ってきた身としては複雑な気持ち。
多数派になってどんどん意見が通るといいなとは思うけれど、少数派の中にある正義・真実が実っていく過程、だんだん人々に受け入れられていく過程を味わうのも捨てがたい魅力ですしね。
票を沢山獲得すれば議席を確保することはできるけれど、少数派であるかぎり、議会では、自分の意見が通ることはめったにありませんね。
でも、あれこれ意見を言ったり、署名をお願いしたり、運動体にささやかにでも関わっていれば、小さな行動の積み重ねが時代を動かしていくことを実感できるし、
真実が真実として受け入れられたときの嬉しさは、また格別です。
ポリトライブという小さな団体は10年間、市が所蔵しているパプアニューギニア(PNG)の造形品をめぐる活動をしてきました。展示会や子どもたちの写生会、学校探検のサポート、現地に倣って笛つくり、講演会等、精力的に活動してきました。
それなのに、ああ、それなのに、それなのに、市長の思惑で早稲田大学などへ譲与されてしまうことになったので、「自己満足してただけじゃないの」など言われて、ちょこっと頭にきています。
「みんなにしらせる努力・工夫が足りなかったんじゃないの」「認められていれば、市長だって放棄しなかったはず」って非難がましく言うんですよ。
作品に触発された子どもたちがパプア部をつくって、PNGのことをもっと知ろうと学習したり、歌や踊りを創作したりしたことをどう思っているのかしら。
創作した歌と踊りをもって新潟県塩沢町までいって交流したり、校長さんまで幟旗をもってステージにあがったりしたこと、とてもすてきなことじゃないのかしら。
小さな文化の芽が子どもたちの心の中でどのように育っていくか… 私たちのやってきたことは、たとえささやかなことであっても、自己満足にしか見えなくても、未来に希望を紡ぐ種撒きをしたんだと胸を張って言いたいです。
とにかく文化の価値を量で測ろうとすること、絶対はんたーい。