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学童保育の先輩丹野三千代さんが亡くなり、学童保育主催のお別れの会が行われました。
65歳ですよ、若すぎますよ。みんなどうして早々とあの世へいってしまうのよ。
夫も兄も弟の妻も65歳になっていなかったしね。
何より、以前所属していた学童の子は30歳すぎで、病没。
ついつい孫たちのことを考えてしまいます。
元気に育ってねって心から祈ります。
丹せんって親しまれた丹野さんは、学童の発展に大きく貢献した方です。
でなければ、学童主催でお別れの会なんて考えられないですよね。
私は献花のBGMを担当することになって、
エリック・サティの「グノシエンヌ第1番」を選曲しました。
これは丹せんのストイックな雰囲気にピッタリ。
3週間ほど時間がありましたので、なんとか練習できました。
ところが、3日前に思い出話ばかり続くより間に1曲いれようということになりました。
選曲の段階で1番から3番まで弾いてみていましたので、
新曲は間に合わないし、3番をソロにしようと決めました。が、
前夜、業者の持ち込んだ電気ピアノを弾いてみたところ、
「なんだか暗すぎない?」って言われて、ショック!
普段弾いているわけではないので、「じゃ、これ」っていえるレパートリーもなく
「代わりないから、ごめんね」っていうことにしてしまいました。
本番では、3番はなんとか恙無く弾き終えましたが、
献花は何回も弾いてるうちにミスはするし、
ペダルはすべってドンドン遠くへ逃げていってしまうし、
まいった、まいった。
幸いみなさま、あまり気にしていなかったみたいで、ホッ。
中には「いい曲ね、ピッタリだったわよ」って言って下さる方もいて、
丹せんが「なかなか、いいじゃない」って言って下さったような気がして、
すこし気が軽くなりました。
丹せんはいつも私を励ましてくださる方でしたからね。
「グノシエンヌ」って、音符はとても簡単なんですよね。
それだけに、表現のし甲斐があるというか、面白いんですよ。
テンポはLENTだし、和音がユニークだし、哲学的っていうか、思索的な雰囲気がホント、丹せん的なんですよ。
これを機に、サティに取り組んでみようかな。