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高柳允子の日々雑感
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孫次男
 「妖精に障害児っていないのかなぁ」
 「・・・・・・」
 「羽根がないとかさ」
 「それって、ただの人間じゃん」
 
 うーん、ただの人間かぁ。
 それは、もしかして、堕天使?
 堕天使はバツを受けた結果。
 障害児とは違うしなぁ…
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 見つかりました! 捜していた書類。ほんとにほんとに、いつものパターン。あまりにもあまりにも、いつものパターン。
 何回も何回も同じところを捜して、見つからなくて、2日かけて、一番可能性のありそうなところをていねいに片付けて、ホコリも払って…、もうお手上げ。目がチカチカしてもがんばって整理しても見つからなくて、寝ることにしました。
 ところが、あんなに眠かったはずなのに、今度は眠れなくなってしまって、こんな形態だったはず、あんな袋にはいっていたはずと、眠れないままにあれこれシミュレーションしていました。
 朝起きて、すぐシミュレーションした形を思い浮かべながら捜しましたが、見つかりません。ああ、眠れない中でみた単なる夢だったかとあきらめかけた時、確か袋、袋、どんな袋だったかなぁ、この袋は見たはず、こっちの袋も見たはず… うーん、あれ、この袋まだ見てなかったかな… 何度も何度も見たはずの場所にいくつかの袋と並んでまだ見てない袋…
 それが、まさに捜していた書類の入っていた袋だったのです。なぜその袋だけ見落としていたのか、さっぱりわかりません。ほんと、キツネにつままれたような…

 きょうは孫娘の七五三のお祝いの日。書類が見つかった嬉しさに、寝不足もなんのその、うきうきとお宮参りにいきました。
 教会で幼児礼拝に参加するならともかく、お宮参りとは、と、ママと言い争いはしましたが、 昨今、A型であっという間に死んでいく幼子がニュースになっていることでもありますから、幼子の成長の無事を祈る気持に変わりはないと、妥協しました。

 さて、神社で、孫娘は太鼓の音にびっくり。祝詞の調子も好きではないらしく、とうとう泣き出してしまいました。
 でも、おみやげにお絵かき帳セットをいただいて、少し機嫌を直しました。

 お祝いに近所のお寿司屋さんで、お寿司をお腹いっぱいいただいて大満足。やっぱり「おおとろ」が最高でしたね。家に帰ってケーキ。ちょっと食べ過ぎかな。
 夜は涼麺でさっぱりと。

 ああ、今夜はグッスリ寝るよぉ。
  昨夜9度まであがって心配した孫次男は今朝6度5分までさがり、新型の疑いはかなり低くなりました。
 でも食欲はあまりないようですし、まだ油断はできないと自室から出ることは禁止され、出る時は全員避難命令。命令者はもちろんママ。
  3歳の孫娘はちょっと庭に出ただけで、うがい3回、手洗い15秒を健気に守っています。
  遠出ができない分、パパが買い込んだマッサージ椅子の空き箱にはいってご機嫌であそびました。すっぽり入れて中がまっくらになるので、楽しくて仕方ありません。その上、ママが出入り口をつけてくれて、電気までつけてくれたので、出たり入ったり。中では水で書くお絵かきシートで絵を描いたり、おままごとしたり。

 ママが小学生の頃は、新聞紙を巻いた棒をつないですだれを作って仕切りにしたり、雨戸を閉めて真っ暗な室内でスタンドをつけたり消したりしてステージで点滅するストロボライトの真似をして遊んでいましたっけ。
 孫娘が小学生になる頃にはどんな遊びをいているかな。
 今朝、出掛ける前、ちょっと時間があったのでテレビスイッチオン。
 ロンドンブーツ田村淳が故郷の山口県下関市立江浦小学校で授業をしていました。
 「オレはきょうは先生だよ。先生て呼んでね」と、黒板に名前を書く。小さく小さく書く。
 「ちっちぇ」と子どもたち。
 「今、ちっちぇって言えた人」 (何人か手があがる)
 「それがつっこみなんだよ。覚えといてね」

 そうか、これがつっこみか。そりゃ、孫娘の得意技だわね。
 私は早食い。みんなが食べ始めた時台所で何かしていて、後からたべはじめるんですが、食べ終わるのはみんなより早い。
 「はやっ」とつっこむのは孫娘。
 
 「ね、これおあがり」
 首を横にふる。
 「一口だけ。ほら、おいしいでしょ、何だと思う?」
 「うんこ!」
 「エーッ」
 「なわけないでちょ」

 結構生意気な3歳児。
   舅姑来訪。夕食は豚しゃぶ。楽しく鍋をつついていたら、孫娘が突然うつむいて食事中止。理由は言わずと知れたこと。自分が話題の中心にいないと機嫌が悪くなるのです。
 すぐ気づいてみんなで話しかけたら、とたんにニッコニコ。そのあまりの変わり身の早さに大笑い。
  その後は食べる食べる。みやげのたこ焼き、いか焼き、フルーツタルトもパークパク。

 「おじちゃんはパパのおにいちゃんでちょ」
 「おじいちゃんはパパのおとうちゃん」
 「おお、かしこい かしこい」とほめたとたん、
 「おばちゃんは、ママのおかあちゃん」とか言う。

  食後はお兄ちゃんの代から三代にわたって使われている自動車に乗って廊下と部屋をぐるぐる、ぐるぐる。自分の足で歩いて動かすタイプ。お兄ちゃんが屋根に乗ると重くて動けなくなるので、キーキー叫ぶ。それが面白くて、お兄ちゃんたち、代わる代わる屋根に乗っかって妹をからかっている。

 姑さんはこのにぎやかさにいつも大笑い。
 「まぁまぁ、うちじゃ、こんなに笑うこともないわね」
 いつもいっしょに暮らしている身としては申し訳ないような。
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