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高柳允子の日々雑感
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  「南の精霊展ファイナル~ありがとう精霊たち」開会2日目。新たな顔ぶれを集めて一日約50人の来展者。新聞で知ったという方はほとんど他市の方でしたけれど、新聞を見てくださったんだと素直に嬉しい。問い合わせがなく新聞記事も効果がないのかと気落ちしていたのは間違いでした。
  初日の昨日、東京新聞の取材を受けました。今朝載ったらしいんですが、まだ見ていません。
  お化け大学協力イベントになっているんですが、こちらはまだ訪れる学生なし。

  昨日に引き続きブイ・ジェネレーションが会場を訪れ、歌をサービス。お腹から声が出ているし、よくハモるし、なかなかよきよき。
  明日午後2時からブイ・ジェネレーションとの架け橋トーク。大勢きてくださるとうれしいな。
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 「南の精霊展ファイナル」の準備がほぼ完了しました。
 3本立てのイベントです。

 1.展示会「ありがとう精霊たち」 鶴ヶ島第二小学校 
     9月19日~22日 入場無料
 2.「架け橋トーク」 (舞踊団ブイ・ジェネレーションと語ろう)
     9月21日午後2時 鶴ヶ島第二小学校 入場無料
 3.「オールゲター☆シンシン~スピリット・オブ・ブイ」
     出演:ブイ・ジェネレーション 共演:リューダの会の子どもたち
     9月27日18時開演
     鶴ヶ島市女性センター「ハーモニー」
     入場料:大人700円 小・中・高校生300円 幼児無料

 市は篤志家からいただいたオセアニア民族造形美術品を活用することをやめ、早稲田。南山、天理の三大学へ譲与することにしたのです。
 
 作品活用をサポートしてきたポリトライブが誕生して10年目がファイナルになってしまいました。
 すこしばかり蓄えてあったお金は舞踊団招へいに使うことにしました。
 漫画家水木しげるさんも27日の舞踊団公演にはお見えになるようです。

 朝日新聞西部版に紹介されましたし、角川書店が事務局になっているお化け大学の協力イベントとして「怪」HPにも紹介されているんですが、問い合わせはサッパリありません。
  会場には、お化け大学の出席を取る二次元バーコードを設置するという仕掛けもしてあるのですが、学生たちはこの界隈にもいらっしゃるんでしょうか?
 子どもフェスティバルの日であるため、普段協力関係にある団体の協力は全くえられません。
 きょうは20本ばかり知人にお誘いメールもしました。

 切ないなぁ。
 

 

きょうは一日忙しかった!
 ただ忙しいだけじゃなくて、楽しいというのがミソなんですけどね。

 午前中は遅刻しそうになって、携帯で「ごめん、遅刻するぅ」っていいながら走りました。
 幸い、他にも遅刻の人がいて、まだ始まっていなくて、助かりました。
 11月に開催予定の「わかば結市(ゆういち)/ハンドメイド・フェスタ」実行委員会だったんです。
 実行委員長も副実行委員長も、サッと手があがるんですよ。スゴイでしょ。
 出店者のブース決めもくじ引きでトントンと決まりました。
 
 ついでながら配布したポリトライブ主催の「精霊展ファイナル」のチラシにも反応があって、故中川前会長と交流のあったらしい方とお話をすることができました。
 やっぱり自分のやっていることに関心を持ってくださる方と出会うのが、一番うれしいですね。

 夕方から「わかば結市/ダンス祭り」。こちらは第2回。
 民踊、詩舞…ウーン、私にとっては珍しい分野だぁ。
 おばさんたち、結構キリリと踊ってましたよ。
 キッズチア、よさこい、津軽手踊り、ブレイクダンスと、
 どれもこれも人気沸騰!
 小さな子どもも大勢出演したので、わんさと人が集まりました
 あっちむいてもこっちむいてもファミリー、ファミリー。
 お孫さん連れに老夫婦も結構楽しんでいたようでした。
 偶然出くわして、喜んでいる外人さんも。

 模擬店は概ね順調。
 概ねって、売れなかった団体もあるから。
 筆頭が我らポリトライブのコーヒー。
 花もダメだったみたい。夕方花が売れないのは仕方ないですね。
 コーヒーも昼間暑かったし、他の団体が冷たい飲物をいろいろ出していたから。

 コーヒーが売れなきゃブイ・ジェネレーション舞踊団のチケットがあるさ、と、会場を一回り。
 でも、ザンネンながら、反応なし。
 隣のブースのダンスの皆さまには多少ともご縁のある分野だと思うので、団体として何人かでも来て頂けないかお願いしてみました。
 当日は子フェスと重なっているしねぇ。よほど迅速に片付けないと公演には間にあわないんですよね。自治会の日という方も入らしたし、公民館まつりという方もいましたね。

 イベントは楽しい。でも、準備も後かたづけも結構力仕事。
 それなのに、出演者でもなく、模擬店出してるわけでもないのに、テント張りや後かたづけをせっせとやってくださるボランティア参加さんがいるんですよ。
 嬉しいですよね。さわやかで、励まされますよ。

 ずーっと立ちっぱなしで疲れましたが、元気の出る一日でした。

2009年平成21年9月4日(木)
  新井淑子さんというヴァイオリニストは、夫のセッポ・キマネンさんとフィンランドの片田舎で室内楽の会を開きました。お客さんは5人だったか、8人だったか、とにかく一桁のお客さんだったそうです。
 その一桁のお客さんがとても喜んでくれたので、次の年も開催しました。
 やがてクフモ音楽祭として有名になり、今では、6万人ものお客さんが訪れるのだそうです。
 こういう話って、しばしばありますよね。そりゃ、ウンがよかったんだよ、とか、関係者を説得する力があったんじゃない、とか… そう、先日のポリトライブ批判の、その席で、こんな話になったのです。しょむないポリトライブにくらべ… なんておもわぬ方向に走ってしまったのよ。
 少数だから価値がないとか、やり方が悪いんだとか、そんな言い方されると、抵抗したくなっちゃうじゃありませんか。
 「そりゃ、すごいね」とか、「素敵な話だよね」とか、「あきらめないで続けること、大切だよね」ッて、素直な反応をすればそこで話は終わったのにね。
 素直じゃないから、思わず議論しちゃったのよね。

 民主圧勝。ドドッと雪崩れていく群衆心理がはたらいていないかしら?
 どちらかというと少数派で頑張ってきた身としては複雑な気持ち。
 多数派になってどんどん意見が通るといいなとは思うけれど、少数派の中にある正義・真実が実っていく過程、だんだん人々に受け入れられていく過程を味わうのも捨てがたい魅力ですしね。
 票を沢山獲得すれば議席を確保することはできるけれど、少数派であるかぎり、議会では、自分の意見が通ることはめったにありませんね。
 でも、あれこれ意見を言ったり、署名をお願いしたり、運動体にささやかにでも関わっていれば、小さな行動の積み重ねが時代を動かしていくことを実感できるし、
真実が真実として受け入れられたときの嬉しさは、また格別です。

 ポリトライブという小さな団体は10年間、市が所蔵しているパプアニューギニア(PNG)の造形品をめぐる活動をしてきました。展示会や子どもたちの写生会、学校探検のサポート、現地に倣って笛つくり、講演会等、精力的に活動してきました。
 それなのに、ああ、それなのに、それなのに、市長の思惑で早稲田大学などへ譲与されてしまうことになったので、「自己満足してただけじゃないの」など言われて、ちょこっと頭にきています。
 「みんなにしらせる努力・工夫が足りなかったんじゃないの」「認められていれば、市長だって放棄しなかったはず」って非難がましく言うんですよ。
 
 作品に触発された子どもたちがパプア部をつくって、PNGのことをもっと知ろうと学習したり、歌や踊りを創作したりしたことをどう思っているのかしら。
 創作した歌と踊りをもって新潟県塩沢町までいって交流したり、校長さんまで幟旗をもってステージにあがったりしたこと、とてもすてきなことじゃないのかしら。

 小さな文化の芽が子どもたちの心の中でどのように育っていくか… 私たちのやってきたことは、たとえささやかなことであっても、自己満足にしか見えなくても、未来に希望を紡ぐ種撒きをしたんだと胸を張って言いたいです。

 とにかく文化の価値を量で測ろうとすること、絶対はんたーい。


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